はじめに
1955年、昭和30年生まれです。気がつけば、70歳を超えていました。
高校時代は「地学」が好きでした。当時は「日本には氷河は存在しない」と習った記憶があります。しかし、今では「日本には現存する氷河がある」と認められています。富山県の立山連峰周辺などにあります。かつてはただの「万年雪」あるいは「雪渓」といわれていたのが、その後の測定技術の進歩などで、「自重で流動している」という氷河の条件を満たしていることが分かったのです。小さいけれども確かに存在しているのです。NHKでも「北アルプス 氷河の旅」なんていう番組を放送していました。
子どものころから恐竜が好きでした。しかし、子どものころに教えられたのが、「日本には恐竜はいなかった」ということ。あるいは「日本では恐竜の化石は見つからない」ということでした。それなのに、いつしか年が経つとともに、恐竜の化石の発見が各地から報告されるようになりました。
2025年4月15日初版の「恐竜学」(小林快次編、東京大学出版会)を読むと、北は北海道稚内市から南は鹿児島県薩摩川内市の上甑島まで、40を超える市町村で恐竜の骨の化石あるいは、恐竜の足跡の化石が発見されている、と記されているではありませんか。
これじゃ、恐竜がいないどころか、日本は恐竜の王国じゃないでしょうか。間違った知識を小さな子どもに話したら、笑われるどころか、「老害」と言われかねません。
「こりゃ、いかん」と、70歳を機会に、日本中の恐竜や古生物に関する博物館や、恐竜をはじめさまざまな化石の産出地を巡る旅にでることにしました。この歳で古生物の研究者になるには遅すぎます。しかし、子どものころの夢を、今の子どもたちと少しでも共有したい、と思います。
巡る旅の感想は、このささやかな個人ブログにまとめることにいたしました。記述にはいろいろと間違いや勘違いも多いことかと思います。気がつかれた方は、どうか下記までご連絡、ご教示をお願いいたします。
さあ、出発です。
2025年12月
翠石社 稲田 翠石
(info@suisekisha.com)
⭐️恐竜の名称等の表記は、それぞれの博物館の表記の仕方によりました。博物館により違う場合があります。