爬虫類についてやさしく勉強させてくれる(たんば恐竜博物館④)
【コモドオオトカゲの全身骨格標本】

【バンビラプトルの全身骨格標本】
たんば恐竜博物館は、恐竜を含めて爬虫類について、やさしく勉強させてくれる場所だった。そんなに広くはない。全身骨格標本もそれほど数があるわけではない。小さいものを入れて20体ぐらいだろうか。ただ、背景に描かれた説明と系統樹と合わせて、理解させてくれた。
初歩的なことだろうが、恐竜の大きな特徴である歩き方の説明がよかった。ほとんどの爬虫類の足は、膝から斜め下に伸び、はい歩きをする。恐竜の足は腰からまっすぐ下に伸び、直立歩行を行う。わけだが、それを具体的に「コモドオオトカゲ」と「バンビラピトル」の全身骨格で説明している。今まで見てきたなかで筆者には一番わかりやすかった。
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【ポストスクス(左上)などの頭骨】
爬虫類について、「トカゲのきた道」、「ヘビのきた道」「カメのきた道」さらには「ワニのきた道」などと題して説明していた。
ワニ類については、偽鰐(ぎがく)類に属するとし、三畳紀に出現した初期の偽鰐類の「エフィギア」や、三畳紀における頂点捕食者であった「ポストスクス」などの大型偽鰐類の、頭骨の化石を展示している。大型の偽鰐類は三畳紀末に絶滅。その後ジュラ紀には海洋生活に高度に適応した種類が現れ、続く白亜紀には再び陸上で多様化した種類が繁栄したという。

【現代のワニ類3種の頭骨】
現在のワニ類は白亜紀後期に出現した。3つの分類群から構成されるとし、3種の頭骨を並べている。
恐竜については、「タルボサウルス」のほか、「プシッタコサウルス」「アーケオケラトプス」「オーロラケラトプス」「ズニケラトプス」「プロバクトロサウルス」「シオングアンロング」「ファルカリウス」「シチバチ」「デイノニクス」などの全身骨格を、背景に系統樹を置いて展示している。

【「カウディプテリクス」については、産状化石と全身骨格、さらに羽毛をまとった生体復元像の3種を並べている】
「カウディプテリクス」については、産状化石と全身骨格、さらに羽毛をまとった生体復元像の3体を並べている。
最後は鳥類に至り、「わたしたちと共にいる恐竜」と説明。「大空を舞う鳥類は生き残った恐竜であり、その背景には約2億3000万年にわたる生命のあゆみがある」と結んでいた。
ウェブサイトを見ると、毎年、県民ボランティアらを募って、化石試掘調査をしている。2025年はボランティア33人が参加、269点の化石を発見している。2026年はボランティア47人が参加、126点の化石を発見している。獣脚類の歯2点も含まれる。
「たんば恐竜博物館」は志が高く、内容も充実した恐竜専門の博物館だった。見学して、楽しかったし勉強になった。

【ブシッタコサウルス】

【アーケオケラトプス】

【オーロラケラトプス】

【ズニケラトプス】

【プロバクトサウルス】

【シオングアンロング】

【ファルカリウス】

【シチパチ】

【デイノニクス】
(取材:2026年4月9日)
たんば恐竜博物館
〒669-3198 兵庫県丹波市山南町谷川1110番
電話 0795ー77ー1887
休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)
午前10時から午後5時まで(11月1日から3月31日は午後4時閉館)
入館料
大人 300円
小中学生 100円
(博物館案内による)