恐竜王国ニッポンをゆく〜化石と大地の記録〜

恐竜のことなら、やはりここが一番(福井県恐竜博物館その2①)

恐竜のことなら、やはりここが一番(福井県恐竜博物館その2①)

【化石発掘オムハヤシライス】

 福井県立恐竜博物館をスタート地点に始めたこの恐竜関連の施設を巡る旅。半年ぶりにもう一度、福井県立恐竜博物館を訪ねてみた。恐竜について学ぶならやはり、この博物館が最高だと思った。規模も最大であることは間違いない。
 私と同年代の高齢者?も興奮して見学していた。この博物館を子どもだけのものにしておくのはもったいない、ぜひ、大人も一度は行ってほしい。
 筆者自身は前回以上に興奮して、見て回ったことは正直、記しておく。それが原因というわけではないが、今回のお話、前回と少々、ダブるところも多いかと思うが、そこはお許し頂きたい。
 入り口は3階にある。そこからまず、地下1階に降りていくのだが、その時のワクワク感がたまらない。この博物館を造った人たちはそこらへんも十分に考えて構成したものだと思った。

【デボン期のウミユリ】

 まずは「ダイノストリート」という短い廊下がある、そこで展示されている化石がどれも超一流だ。まず、デボン紀の「ウミユリ」。どこの博物館にでもあるのかもしれないが、まるで生け花だ。今、花を生けたかのように美しい。


 思えば、「ウミユリ」という棘皮動物を初めて知ったのは、手塚治虫の「鉄腕アトム」ではなかったか? 私たちの前後の世代にとって、手塚治虫から与えられた知識が最初の古生物の知識であり、古代の知識でもあったように思うのだが、どうだろう。もう60年以上前の話である。我が家の片隅のどこかで埋もれている「鉄腕アトム」をもう一度、掘り出して見てみようかと思った。
 1階で待っていてくれるのが、動くティラノサウルス・レックス。この半年間、ティラノサウルスはどれほど見てきたことだろう。ただ、このティラノサウルス、よそのものとはレベルが違う。実物を見たわけではないが、実に精巧にできているように思える。動きも緻密だ。

【ジュラ期の魚竜】

 今回は平日にいったこともあり、年末の休みに行った前回と比べて、お客さんの数はずいぶん少なかった。といっても、他の博物館では見たことがないほどの混雑ではあった。まあ、展示をしっかりと見る余裕はあった。前回は本当のところ、足の踏み場もない、という場所もあったのだ。
 1階の恐竜群の展示は少しあとにして、まず福井県を初めとした手取層群に関する説明を見に行った。すでに、内容は各県の施設等でも見ているのだが、その説明はものによっては、この福井県立恐竜博物館の方が詳しいこともあった。実際に、調査研究にこの博物館の研究者が加わっていることも多いからなのだろう。


 午前10時を過ぎた。慌てて3階に戻り、食堂へ入った。さすがにすいていたので、さっそく「化石発掘オムハヤシライス」とやらをいただいた。ドリンクがセットで1850円。うーむ。安くはない。観光地値段だ。ただ、うれしいことにまずくない。というより、美味しかった。満足していただくことができた。
 博物館の食堂って大事だ。これまでの恐竜博物館の旅の中ではびっくりするほどまずいところがあった。その博物館の展示内容はとてもよかったのに、その値段が高くてまずいのにはげんなりした。子ども向けのつもりなのか、甘ーいカレーだった。
 福井県立恐竜博物館は食事の点でも、やはり最高だなと思った。

(取材・2026年5月28日)

福井県立恐竜博物館メモ

〒911-8601 福井県勝山市村岡町寺尾51−11
電話 0779ー88ー0001

休館日 

第2・第4水曜日および12月31日から1月1日
午前9時から午後5時まで(入場は午後4時半まで)

観覧料(事前購入が原則)
一般1000円
高・大学生800円
小・中学生500円
70歳以上500円
           (利用のご案内による)