いくら見ても飽きないアンモナイトの壁(神奈川県立生命の星・地球博物館②)
【アンモナイトの壁】
神奈川県立生命の星・地球博物館の気に入ったところが、公共交通機関だけで行けるところだ。小田原市と都心からはちょっと遠いが、小田原から箱根登山鉄道で3駅の入生田で下車する。ホームからはもう博物館の建物が見えていて、歩いて3分ととても近い。
それぞれ地域によって事情が違うのも分かるが、マイカーでないと行きにくい博物館というのはどんなものだろう。子どもだけではいけないし、高齢者だって行きにくい。
ここがいいのは、箱根への温泉旅行の行き帰りに利用できるということもあるのだろう。事実、平日にもかかわらず若いカップルから高齢者の夫婦まで、観覧者は多様だった。展示もそう身構えずに楽しめる内容になっている、といっては言い過ぎだろうか。

【スフェノディスクス・レンティクラリス】
筆者がいくら見ても見飽きないな、と感じたのが「アンモナイトの壁」だった。高さ3メートル長さ8メートル、あるそうだ。無数のさまざまな大きさのアンモナイトが海の中に浮かんでいるようだ。中生代の化石といえば、恐竜とアンモナイトが代表的だが、アンモナイトがいかに繁栄したか、どうして、また恐竜と同じく白亜紀末に姿を消したのだろうと想像が膨らむ。
この壁はさわってもいい。皆がさわるからだろうか、それとも元々なのか、表面がつるつるになっているアンモナイトもあった。説明板によると、中生代ジュラ紀中期、およそ1億7千万年前のイギリス・ドーセット州のものだ。
アンモナイトの壁の向かいには、とても美しいアンモナイトが展示されている。「スフェノディスクス・レンティクラリス」。約7000万年前の白亜紀後期のもので、米国サウスダコタ州で産出されたものだ。このアンモナイトの表面は鉱物に置き換わったため、光輝いている。

【米国コネチカット州の恐竜の足跡】
アンモナイトの壁の隣にあったのが、恐竜の足跡の化石。神流町恐竜センターの回でも、恐竜の足跡の化石の話がでたが、こちらはとても鮮明だ。爪のあとのようなものさえ見える。足跡が出っ張っているように見えるのは、足跡を下から見ているからだ。泥についた足跡のくぼみに砂が流れ込んで固まり、その砂を下から見ている状態なのだそうだ。同館のホームページで説明が記されていた。約1・9億年前の中生代ジュラ紀前期、米国コネチカット州ロッキーヒルのものだ。恐竜たちの歩く様子が想像できる。これまた、いくら見ても飽きないものだ。

【エドモントサウルス・アンネクテンス】
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【ステノプテリギウスの一種】
(取材:2026年2月5日)
神奈川県立生命の星・地球博物館メモ
〒250-0031 神奈川県小田原市入生田499
電話 0465-21-1515
休館日
毎週月曜日(祝日・振替休日にあたる場合は翌平日)
館内整備日(8月を除く、原則として毎月第2火曜日、12月・1月・2月の火曜日)
年末年始
燻蒸期間
国民の祝日等の翌日(土曜日、日曜日または国民の祝日等にあたるときを除く)
午前9時半から午後4時半まで(入場は午後4時まで)
観覧料
常設展
20歳以上65歳未満(学生を除く) 520円
15歳以上20歳未満(中学生・高校生を除く)300円
高校生・65歳以上 100円
中学生以下 無料
(博物館ホームページによる)