恐竜、クジラ、マンモス、一番大きいものは?(神奈川県立生命の星・地球博物館③)
【ディプロドクス・カーネギイ】
神奈川県立生命の星・地球博物館のつづきです。
「アンモナイトの壁」を通り過ぎて、やっと恐竜の全体骨格標本が見えてきた。大きな体育館より広い展示場に、さまざまな種類の生物の標本が並んでいる。並んでいるからこそ、大きさを比較できる。
恐竜の全体骨格は3種、展示されていた。「ディプロドクス・カーネギイ」。中生代ジュラ期後期の竜脚形類で、米国ワイオミング州で産出した化石の複製だ。長いくびと尾があって、全長は約28メートル。中々、カメラで全景を写すことができないほどに大きい。3階に上がってやっと捉えることができた。
続いて「エドモントサウルス・アンネクテンス」。白亜紀後期のもので、米国サウスダコタ州で産出した化石だ。これはほとんど実物化石で組み立てているそうだ。
そして、ここでもおなじみ「ティラノサウルス・レックス」が並ぶ。白亜紀後期のものでカナダと米国で産出された標本の複製だ。全長は約12メートル。やはり、迫力が違う。

【頭の上をクジラ類が泳いでいる】
高さ20メートル近い天井から吊されているのは、まず翼竜の「ケツァルコアトルス・ノルトロピ」。最大級の飛行動物と言われるだけあって、つばさの長さは10メートルもある。これも大きい。
不思議なことにこの博物館では、頭の上をクジラ類が泳いでいる。一番大きいのが「マッコウクジラ」、さらに「コククジラ」「イッカク」「オウギハクジラ」「オキゴンドウ」と並ぶ。
「マッコウクジラ」も大きく、「ティラノサウルス」に負けない大きさだと分かる。
ゾウの進化のコーナーでは、小さなものから順に化石が並ぶ。その先頭にあるのが「コロンビアマンモス」だ。1万年前のもので米国ユタ州で産出されたものの複製だ。これも確かに大きい。長い牙がぐるっと折れ曲がっていて迫力を増す。

【コームパッシア・エクセルサ】
だが、これらの動物を制して、大きさで展示室を圧倒していたのが現世種の植物だった。「コームパッシア・エクセルサ」。インドネシアのボルネオ島の産で、マメ科だ。高さ70メートルにもなる木だが、展示されている木は50メートルほどだった。運べないために、板状に張り出された「板根」の付け根の部分で切断されて展示されている。これを目にすると、「ディプロドクス・カーネギィ」がそれほど大きく見えないから不思議だ。
あと。恐竜に関しては「歯」や「卵」の展示もある。見逃さずに見てほしい。
また、新生代の束柱目の展示もあった。

【パレオパラドキシア】

【デスモスチルス】
(取材:2026年2月5日)
神奈川県立生命の星・地球博物館メモ
〒250-0031 神奈川県小田原市入生田499
電話 0465-21-1515
休館日
毎週月曜日(祝日・振替休日にあたる場合は翌平日)
館内整備日(8月を除く、原則として毎月第2火曜日、12月・1月・2月の火曜日)
年末年始
燻蒸期間
国民の祝日等の翌日(土曜日、日曜日または国民の祝日等にあたるときを除く)
午前9時半から午後4時半まで(入場は午後4時まで)
観覧料
常設展
20歳以上65歳未満(学生を除く) 520円
15歳以上20歳未満(中学生・高校生を除く)300円
高校生・65歳以上 100円
中学生以下 無料
(博物館ホームページによる)