動物園・植物園・遊園地と同居する博物館(豊橋市自然史博物館⑤)
【木立の中のブラキオサウルスの親子の像】
豊橋市自然史博物館は珍しく2日連続で訪ねた。博物館そのものもよかったが、動物園と植物園、遊園地が一緒になった形態がなんとも親しみやすく楽しかった。
豊橋市は愛知県の東三河の中心都市。博物館のある豊橋総合動植物公園は、JRで豊橋駅より一つ東京寄りの二川駅下車で行くことができる。駐車場も1900台分あるそうだが、公共交通機関だけで行ける貴重な博物館だ。
ちなみに公園はむしろ愛称の「のんほいパーク」として知られている。東三河の方言での呼びかけの言葉、「ほい、じいさんや今日は動物園にでも行こうかのん」から取られたそうだ。なんとものどかだ。
二川駅からは公園東口までは約500メートル。途中国道1号をまたぐ歩道橋もあるが、エレベーターがついているので高齢者も助かる。公園東口から博物館まではやはり500メートルぐらい。メタセコイアの並木道を歩いて行くと、だんだん恐竜らしき姿が見えてくるので分かる。

【始祖鳥の日時計】
この恐竜たちがいるのが、「野外恐竜ランド」。実物大の恐竜模型10体が並んでいる。幼い子どもたちのためには、なかなか素敵な発想だと思う。しかもそれぞれに学名、地図入りの丁寧な説明がついているのがいい。
木立の中の「ブラキオサウルス」の親子など、とても情緒がある。大きさが実感できる。
でも、見て回っているうちになんとも言えぬ違和感に気がついた。恐竜好きの子どもならきっとすぐに気がつくだろう。「デイノニクス」を除いて、みんな尻尾が地についているのだ。「メガロサウルス」など、まさにゴジラといった感じの昔の恐竜像だ。どれもコンクリート製だから、簡単には改修とはいかないのだろう。担当者の苦渋が忍ばれる。
感じがよかったのが、やはり博物館前に置かれていた「始祖鳥の日時計」。始祖鳥が木の枝をくわえていて、その枝の陰が時間を指し示している。よくできている。

【キリンとエランド】
初日も2日目も、博物館を引き上げた後、動物園や植物園に寄った。
動物園の動物の写真を撮るのはいつ以来だろう。そもそも動物園に来たのは、いつ以来だろう。ライオンやキリン、カバなどの写真を撮る。なかなか面白い、恐竜の骨格標本を撮っているよりやはり、面白いかもしれない。
植物園の温室はとにかく美しい。首都圏の施設と比べて、とにかく人がいない。冬の平日とあって、一人で温室の花々を満喫した。
遊園地にはさすがに一人では行かなかった。
(取材:2026年2月17日、18日)
豊橋市自然史博物館メモ
〒441-3147 愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238(豊橋総合動植物公園内)
電話 0532ー41ー4747
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日のときは翌平日)
12月29日~1月1日
午前9時半から午後4時半まで(入園は午後4時まで)
豊橋総合動植物公園入園料
当日券
大人 600円
小・中学生 市内在住の70歳以上 100円
未就学児は無料
前売り券は当日券の2割引
(公園の営業案内による)