ヌオエロサウルスなど巨大な展示がずらり(ミュージアムパーク茨城県自然博物館①)
【松花江マンモス】
ミュージアムパーク茨城県自然博物館は茨城県西部の坂東市にある。常磐自動車道谷和原インターから自動車で20分強だ。
展示場に入った途端、「オッ」と声が出た。大きい。マンモスの全体骨格標本はこれまでもあちらこちらで見てきたが、これはとりわけ大きい。説明板を見ると、「松花江マンモス(複製)」とある。中国の内蒙古で1980年に発見された。体長9・1㍍、最大高5・3㍍と書かれていた。3万4000年前ごろの最後の氷期に生きていた。

【ヌオエロサウルスの頭と首】
次に見えてきたのが、これまた大きな竜脚類の全体骨格標本(複製)だ。「ヌオエロサウルス」(ヌーロサウルスと呼ばれることもある)と説明板にある。全長26メートル。1985年に中国の内蒙古のゴビ砂漠で発見された、ただ、この恐竜の記載論文はまだ発表されていないため、正式な学名はまだ決まっていないらしい。大きすぎて、うまく写真にとらえることができなかった。

【「ダンクルオステウス」の復元模型】
さらに進むと迫力ある巨大な魚の模型が吊されていた。
北米や北アフリカで見つかっている古生代デボン紀後期の「ダンクルオステウス」だ。頭部が大きい。後半部はなんだか小さい。東部周辺以外の骨格は、化石に残りにくい軟骨であったため、情報がないのだそうだ。推定される体長は約8メートルから4メートルと研究者によって大きな幅がある。
中庭には、「ダイオウイカ」の実物大模型も置かれている。胴体の長さ2・7メートル、全長約22メートルだそうだ。
サメといえば、「メガロドン」の顎の複製も置かれている。米国の中新世のものだ。顎の大きさから見て、全長は15メートルはあったと推測されている。茨城県では2006年に、この巨大ザメの化石も発見されている。56本の歯と脊椎骨4個が見つかっている。
最後に大きなものとしては生きた「ダイオウグソクムシ」が展示されていた。説明板によれば、ダンゴムシと同じ等脚類に属していて、世界最大級、大きいものでは40センチを超すそうだ。暗くて冷たい水深200~1000メートルの海底にすんでいる。
閉ざした箱の中に入れられていて、小さな扉を開けて見るようになっている。扉を開けると、大きなダンゴムシの親分のような生物がじっとしていた。「よく見ると動くかも?」とあったが、筆者が見ている間は少なくとも動かなかった。
まさかここで見られるとは思わなかった。

【ティラノサウルスの全身骨格標本。原標本はカナダのロイヤルティレル博物館にあり、「ブラック・ビューティー」と呼ばれている】

【ティラノサウルスの全身骨格標本】
(取材:2026年2月26日)
ミュージアムパーク茨城県自然博物館メモ
〒306-0622 茨城県坂東市大崎700
電話 0297ー38ー2000
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌日以降)
年末年始(12月28日~1月1日)
午前9時半から午後5時まで(入館は午後4時半まで)
入館料(通常時)
一般 610円
満70歳以上 300円
高校生 380円
小・中学生 110円
小中高生の入館無料日 毎週土曜日(ただし、春、夏、冬休み期間中は除く)
満70歳以上の入館無料日 1月4月7月の第3土曜日
9月15日~9月21日
(利用案内による)