恐竜だけではなく、カメの化石も豊富(徳島県立博物館②)
【徳島恐竜コレクションのコーナー全体の様子】
「徳島恐竜コレクション」に並ぶ化石は、前回にあげた以外にもいろいろとあった。

【獣脚類の歯の化石】
まず、獣脚類の歯の化石が2点。2018年と2019年に発見されたものだ。

【獣脚類の骨の化石】
続いて獣脚類の骨の化石。2020年に発見された肢骨と、2018年に発見された脛骨だ。骨の内部が空洞になっていることから、獣脚類のものと推定される、と記されている。全長が約2メートルと推定されるが、成体のものか幼体のものであるかは現段階では不明だという。

【骨質化した腱の化石】
さらに、骨質化した腱化石が4点並んでいた。「イグアノドン類」を含む鳥脚類では、背骨を補強するために、生きているときから腱組織を骨のように硬くしている。その組織が化石として残ったものだそうだ。2017年から2020年まで毎年、発見されたものが並んでいる。

【新着!! ティタノサウルス形類の歯の化石】
最後に、「新着の恐竜化石」が展示されていた。昨年11月2日に採集された「ティラノサウルス形類」の歯と、昨年12月1日に採集された「イグアノドン類」の下顎歯だ。どちらもこの3月10日に発表されたばかりのもので、3月12日から8月30日まで、このコーナーで展示すると広報されていた。

【イグアノドン類の歯の化石】
こうした恐竜の化石のほとんどは、徳島県勝浦町の白亜紀前期(約1億3000万年前~約1万年前)の地層から産出している。この地層の一部は、湖や河川、あるいは汽水域でできた地層で、以前から淡水産の貝やシダ、裸子植物などの化石が発見されていた。
この地層も、和歌山県で恐竜の化石が産出している地層と同じ、中央構造線の南側にある外帯に属している。外帯は海成層が多く、陸生層が少ないのが特徴だ。外帯から恐竜化石が産出しているのは、徳島、和歌山県のほかは群馬県と三重県だけなので貴重だという。

【スッポン上科の甲羅化石】
展示されているのは、恐竜だけではない。スッポン上科の甲羅化石も展示されている。恐竜化石の産出現場からは、カメの化石も多く発見されているという。
ほかに、硬鱗魚のウロコ(ガノイン鱗)や淡水・汽水生のサメ「ヘテロプチコダス」の歯の化石も並んでいた。
(取材:2026年4月7日)
徳島県立博物館
〒770-8070 徳島県徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内
電話 088ー668ー3636
休館日
月曜日(祝日または振替休日のときはその翌日)
年末年始(12月29日~1月4日)
午前9時半から午後5時まで
常設展観覧料
一般 400円
高校・大学生 200円
小・中学生 100円。
土曜・日曜・祝日・長期休業日の高校生以下の観覧料は無料
65歳以上 無料(証明できるものを提示する)
(利用案内による)