ティラノサウルスなど世界の恐竜も展示(徳島県立博物館③)
【ティラノサウルスの全身骨格標本】

【阿波人形浄瑠璃の人形頭】
徳島は阿波踊りだけじゃない、としみじみ思わせてくれるのが、徳島県立博物館だ。 徳島駅からバスで約20分。文化の森で下車する。中心市街地から少し離れた高台にあり、博物館の周りには県立図書館や県立近代美術館、県立文書館、県立鳥居龍蔵記念博物館などの文化施設が並ぶ。 徳島県立博物館は歴史や民俗の展示も並ぶ総合博物館だ。筆者が出掛けた時は、「新出! 断絶した人形座の資料」として、阿波人形浄瑠璃の資料が展示されていた。徳島県鳴門市にあったが、断絶した「宮田座」の道具が並べられていた。人形の頭の精巧な表情には、改めて驚いた。2026年5月31日までだった。 さて、恐竜に戻って。 恐竜の展示は、「徳島恐竜コレクション」だけではない。歴史の展示を見た後、「地球と生命の歴史」のコーナーにはさまざまな化石が並んでいるが、恐竜の全身骨格標本がその中心だ。 まずは、おなじみ「ティラノサウルス」。米国・モンタナ州で産出した白亜紀後期の恐竜だ。全長約12メートルで迫力は十分だ。 もちろん複製だが、説明は丁寧で、原標本についても触れている。1908年に発見されたもので、ニューヨークのアメリカ自然史博物館に展示されているものだそうだ。

【ネウケンサウルスの全身骨格標本】
続いて「ネウケンサウルス」が並んでいた。アルゼンチンで産出した白亜紀後期の竜脚類だ。全長約7~8メートルと竜脚類としては比較的小型な恐竜だ。こちらの原標本はラプラタ大学附属自然科学博物館にあるようだ。

【ヘレラサウルスの全身骨格標本】
さらに、「ヘレラサウルス」が並ぶ。こちらもアルゼンチンで産出した、三畳紀後期のもの。全長約2~6メートルで、肉食の恐竜で二足歩行が可能。最初期の恐竜としては、比較的大型な種類だという。

【頭上には、アンハンエグラの全身骨格化石が吊り下げられている】
頭上には、翼竜の「アンハングエラ」の全身骨格が展示されている。ブラジルで産出した、白亜紀前期のもの。翼開長が約4~5メートル。胴体に比べて、頭がとても大きく、鋭い歯で魚などを捕まえていたと考えられている。

【白亜紀と古第三期の境界層】
小さなものだが、白亜紀と古第三紀の境界層(K/Pg境界層)の地層の様子も展示されていた。米国のノースダコタ州のものだ。 このほか、さまざまな恐竜の骨が展示されており、この博物館がいかに恐竜に力を入れているかが、よく分かった。
(取材:2026年4月7日)
徳島県立博物館
〒770-8070 徳島県徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内
電話 088ー668ー3636
休館日
月曜日(祝日または振替休日のときはその翌日)
年末年始(12月29日~1月4日)
午前9時半から午後5時まで
常設展観覧料
一般 400円
高校・大学生 200円
小・中学生 100円。
土曜・日曜・祝日・長期休業日の高校生以下の観覧料は無料
65歳以上 無料(証明できるものを提示する)
(利用案内による)