さすがに大きいタンバティタニスの全身骨格(たんば恐竜博物館①)
【タンバティタニスの全身骨格標本】
丹波竜の里公園から西に、車で10分ほど走れば、兵庫県丹波市立の「たんば恐竜博物館」に到着する。市役所山南支所に併設されているが、建物の道路側の壁から丹波竜が首を出しているので一目で分かる。よく見れば、入り口側の壁からはちょろっと尻尾が見えていた。
もともとは2010年にオープンした「丹波竜化石工房」。篠山層群産の恐竜化石の情報発信施設として活動してきたが、2025年7月12日に「たんば恐竜博物館」としてリュニューアルオープンした。2026年3月29日には早くも入館者10万人を突破しており、これからが楽しみだ。
入ってすぐのところに、クリーニングルームがある。数々の新属新種の化石が発見されている篠山層の化石の研究を、まだまだ続けようという強い意志を感じる。たまたま筆者の行った時には、人はいなかったが、作業途中の様子が見て取れた。

【タンバティタニスの全身骨格標本。壁にはどこの骨が産出されたかを示す絵が描かれている】
展示室の中に入っていくと、中央にドーンと鎮座していたのが、丹波竜すなわち「タンバティタニス・アミキティアエ」の全身骨格標本だ。全長は十数メートルと推定されているが、とにかく大きい。首が長く、尾が長い。丹波竜の里公園で全身の復元モニュメントを見ているが、室内だけにより大きく感じる。
日本で見つかった陸上生物の中では最大級の大きさだと実感する。だが、竜脚類の中では、小型の部類に入るという。また、その骨の携帯からも、ティタノサウルス形類の中でも比較的に原始的なタイプであると考えられている。

【タンバティタニスの産状骨格標本】
驚くのはその胴体部分。なんだかポテッとふくらんでいる。「大人6人が入ってもまだ余裕があるほどの大きさ」と同博物館のウェブでは説明されている。巨大な消化器官を用いて、丸呑みをした食べ物を分解していたと考えられるという。
竜脚類では発見例の少ない脳函(頭骨のうち脳の入っていた部分)が保存されており、竜脚類の進化全体を考える上でも貴重な化石といわれている。
奥の壁には、「タンバティタニス」の骨格の絵が描かれ、そのうち、どの骨が産出かされたかを示している。

【たんば恐竜博物館の道路側の壁。丹波竜の頭が顔を出している】

【たんば恐竜博物館の正面側の壁には、丹波竜の尻尾が顔を出していた】
(取材:2026年4月10日)
たんば恐竜博物館
〒669-3198 兵庫県丹波市山南町谷川1110番
電話 0795ー77ー1887
休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)
午前10時から午後5時まで(11月1日から3月31日は午後4時閉館)
入館料
大人 300円
小中学生 100円
(博物館案内による)